海外ノマドワーカーな日々

海外放浪しながら仕事しています。旅に便利なアイテムやおすすめのサービス、フリーランスとして仕事に役立つ情報、生活のライフハックを紹介。ミニマリスト的です。

MENU

【バルト三国】リトアニア・ラトビア・エストニアを旅する時に役立つヒント

こんにちは。ケイ (@kei_nomad) です。

約1週間休みを取ってバルト三国 (リトアニアラトビアエストニア) を回ってきました。メインはソビエト時代の建築巡りです。

この記事では、各国の特徴、おすすめスポット、旅行のコツ、おすすめカフェをご紹介します。

 

 

バルト諸国の特徴

どの国もこじんまりとしていて綺麗です。なんだか可愛らしい街並みがそこらじゅうに。

どの国もソ連時代のなごりでロシア人が多く、そこら中でロシア語が聞こえます。ただ、一時期無理矢理ソ連に併合された影響でロシアに対する忌避感は強い上、今日の戦争の影響もあり、そこら中でウクライナ国旗が上がってたりします。

バルト三国で生まれ育ったロシア人も多いはずなのですが、ロシア人コミュニティで固まる傾向が多く (なにもバルト三国に限らないし、なんならロシア人以外もそうだったりするのですが)、あまりローカルの人と社会的に統合されていないところを見ると、なかなか政治的には難しいのだろうな、と感じます。

自分がどこかの国に長期で住むなら、やはり現地社会へのリスペクトは大事だなと感じる次第です。

リトアニア

バルト三国の一番南にある国です。

はるか昔のリトアニア大公国時代は、現在のベラルーシ全域、ウクライナ全域、ポーランドの一部、ロシアの一部を領土としており、当時はヨーロッパ最大の国だったとか。その後、ポーランドとくっついたりしてさらにでかくなったりしましたが、ロシア帝国に負けたりソ連に併合されたりして一時期国はなくなりました。

が、ソ連崩壊に先駆け独立を復活し、今の領土となります。

ヴィリニュスの旧市街は、かつての城壁内にある城下町です。城壁をくぐると歴史的な建物が並ぶ感じ……なんというか例えが良いのかわかりませんが、「なろう」小説のヨーロッパって感じです!

ラトビア

リトアニアの北、エストニアの南にある国です。

バルト三国の中では一番マイナーな国だったりしますが、私はこの中で一番好きだったりします。

まず、街並みがダントツで綺麗。首都リガの旧市街はアール・ヌーヴォー建築の聖地で、曲線的で華美な街並みが続きます。ヨーロッパ的な華美な建築が大好き!って人に超おすすめです。あと、ミシャとか好きな人にも。

あと、何か人が良いです。商売っ気がないです。良い意味で。行った時期が時期だったからもしますが (11月)、日曜だと街の中心部なのに人が歩いてません。めっちゃ静か。でも、中心部で一日中フルート吹いてるおばさんがいたりして、なんというか郷愁を感じますね!

バルト三国に住むならどこ?」って聞かれたら、私はラトビアを選びますね。「これでいいんだよ」感があるんですよ。

エストニア

電子住民票を外国人に対して付与してたり、スタートアップが盛んだったりして、日本だと一番有名なのではないでしょうか。

実際、日本人もバルト三国では一番多い気がします (カウントしたわけではないのでわかりませんが……)。

イメージ通り、バルト三国では一番先進的だと思います。

街並みも綺麗です!

バルト三国を旅行する時のコツ

バルト三国間の移動はバスがおすすめ

大正義 Flix Bus。当然ながらバルト三国間もあります。

だいたい片道8~15ユーロで各首都間を走っています。ヴィリニュス・リガ間、リガ・タリン間のどちらも、大体4時間半~5時間です。直通です。

鉄道でも移動できないこともないのですが、国境で乗り換えが必要なので若干手間がありますね。特別な理由がない限りはバスを利用するのが良いです。

首都でも徒歩でOK (公共交通機関を使わなくてもOK)

各首都はかなり小さいので、強健な方なら徒歩でも見て回れます。具体的には、5時間ぐらい歩き回ればだいたい全部回れます。絞れば3時間ぐらいで可能です。

体力に自信がない場合や、離れた観光地に行く場合は公共交通機関の利用も可能ですが、それでも使う機会は少ないと思います。

ほぼキャッシュレスで生活可能

バスとかはたまに現金が必要ですが、主要な場所ならまずクレカを使用可能です。

実際、私もほぼ使いませんでした。ユーロは他の国でも使い回しが効くので、数十ユーロあれば安心です。

物価の高さはエストニア > リトアニア > ラトビア

皆さんの想像通りかもしれませんが、エストニアが一番高いです。とはいえ、そこまで大きくは変わりません。

物価感としてはポーランドぐらいです。東欧諸国よりかは間違いなく高いのですが、ドイツと比べたらはるかに安いです。たぶん日本と同じくらい?

バルト三国の見どころ

今回のバルト諸国の旅は、「ソビエト時代の建築を巡る」という間違いなく一般的なものではないので参考になるかどうかはわかりません。が、ご紹介します。

リトアニア・ヴィリニュスの見どころ

Palace of Culture and Sports

maps.app.goo.gl

ソビエト時代に立てられたスポーツ・アリーナ。廃墟です。

残念ながら中に入ることはできませんが、うーん、ブルータリズム建築って感じで良いですね!

ウジュピス共和国

maps.app.goo.gl

ヴィリニュスには、国がもう一つあるんです。といっても、公式なものでなく、ジョークですが。

アートがたくさんある区画なので、見ていて楽しいです。

Lukiškių kalėjimas 2.0

maps.app.goo.gl

旧監獄です。ツアー (英語) に参加すると、中を見て回れます。ただし、私は行っていません。写真が撮れないので……。写真が撮れなくても構わない方は是非。

ラトビア・リガの見どころ

ラトビア科学アカデミー

maps.app.goo.gl

バルト三国で一番見たかった建物です。スターリンカ (スターリン様式建築) です。ワルシャワにもありますが、これはその弟分です。

弟分といっても、結構でかいです。いいですねー、この「ででん!!」としたデカさ。

ブラックヘッド・ハウス

maps.app.goo.gl

リガでもっとも有名な建物です。アールヌーヴォー建築です。

すごく綺麗ですね!中も公開されていますが、面白いのは入場料です。普通の入場料にプラス数ユーロ追加すると、ワインもプレゼントしてくれます。こういうちょっとしたアイデア、好きです。

Art Nouveau Buildings

maps.app.goo.gl

リンク先周辺の区画は大使館が連なっていますが、壮美なアールヌーヴォー建築が多く立ち並んでいます。ぜひ練り歩いてください!

エストニア・タリンの見どころ

リンナハル

maps.app.goo.gl

ソ連時代に建てられたスポーツ施設です。モスクワオリンピックの時に建てられました。現在はほぼ廃墟です。

「ほぼ」といったのは、建物の一階部分や内部は市が使用しているからです。ほぼ倉庫みたいな感じですが……。

一応フェンスとかもあるのですが、フェンス沿いに歩くと普通に壊れてる箇所とかあっって簡単にフェンス内に入れたりします。とはいえ、建物自体はがっちり施錠してあるので内部には入れません。

海沿いで小高い場所で景観も良いので、ソビエト建築や廃墟に興味無くてもぜひ立ち寄ってみてください。

Town Hall Square 周辺

maps.app.goo.gl

街の中心部にある公園です。この辺を拠点に街を練り歩くと良いです。綺麗な街並みがたくさん見れますよ!

バルト三国のおすすめカフェ

Cafe Who Hits John

maps.app.goo.gl

ヴィリニュスの旧市街入口にあるカフェです。

アートがたくさんあって、まさしく私好みのカフェ!ほどよく落ち着いてて良いです。ここで仕事していました。店員さんも優しい。

入口ドアに「ウクライナ侵攻を支持する人はご遠慮ください」と書いてあります。ヴィリニュスでは、こういうお店も結構あったりします。

Caffeine

maps.app.goo.gl

リガを中心に展開しているカフェチェーンです。旧市街には数店舗あります。

私がいたところは、店内BGM がなぜかずっと日本のシティポップでした。謎。

Kehrwieder Saiakang Chocolaterie

maps.app.goo.gl

タリンの中心の広場から少し奥まった場所にある、隠れ家的 (?) なカフェ。

店内暗めでろうそくで照らされており、なかなか雰囲気があり落ち着いた感じです。

店員や常連客はなんかヒッピー的な人が多く、優しそうな雰囲気でいた。ヒッピー志向な人は優しい人が多いんですよね。もちろんそうでない人も多いので、ご安心を。

まとめ

ずっと行きたかったバルト三国ですが、ついに実現して良かったです。

バルト三国は、フランスやイギリス等の西欧に比べるとマイナーなのですが、個人的には西欧諸国よりおすすめなんですよね。とりわけ、旅行初心者にもおすすめできます。

街並みが綺麗というだけでなく、ゴミが落ちていないという意味でも綺麗だし、人も良いし、物価も西欧と比べて安いからです。

各国それぞれ違いはありますが、国自体が小さいので簡単に回れますし、上に書いた通り公共交通機関を使わなくても街を回れるのは手間がなくて良いです。

治安も良いです。変なところに行かない限り、夜でも危険を感じることは少ないでしょう。

あと、英語も通じます。

ぜひヨーロッパに立ち寄る際はご検討ください。