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【α6600】 夜景最強?買って1年経ったので再レビュー。α6400との比較も【ミラーレスカメラ】

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こんにちは。ケイ (@kei_nomad) です。

ミラーレス一眼カメラα6600を購入して1年程経ったので、購入時に気がつかなったことを中心に再レビューします。
また、改めてα6400と比較して、「どちらを買うべきか」の判断基準もご紹介します。

 

 

結論。α6600はおすすめできる……しかし!

いきなり結論ですが、買って良かったです。
使ってて、購入を検討している時には気付かなかった良さもたくさん見つかったからです。
私の用途的に合っていたので、個人的にはすごく満足しています。
ただし、万人にα6600を勧めるかどうかというと、たぶんそうしません。
となると何を勧めるかですが、α6400ですね。
なぜそうなのかについては、記事後半で説明します。

 

α6600の評価: 1年使って感じた良さ

購入時にわかっていたことは下記の過去記事を参考にしていただくとして、下記では、購入時には気付かなかった良さと改めて感じた良さをご紹介します。

【海外旅行&夜景におすすめ】軽量一眼レフカメラ ソニー a6600 の紹介 - 海外ノマドワーカーな日々

ソニー a6600 は手持ちで夜景撮影が可能か?手ぶれ補正の効きやセンサーの性能は? - 海外ノマドワーカーな日々

予想通り夜景に強い

下記に作例も書いていますが、夜景にめっぽう強いです。
おそらく、APS-Cでは随一でしょう。
フルサイズとはさすがに比較になりませんが、この本体サイズでここまで良いのは結構驚きです。
手振れ補正もありますので、両方を組み合わせると大体の夜景は手持ちでなんとかなります。
単焦点などの明るいレンズなら、下記の作例のように夜の撮影でもISO100を実現出来ます。

α6600のバッテリーの持ち

撮影5時間x3回はいけます。
ただ、私は撮影する度に電源を入れたり切ったりしていますので、普通に使うより長持ちします。
電源スイッチの位置も、ニコンのカメラ同様シャッターボタンと同じ箇所にありますので、カメラを構えると同時にオン&終了と同時に電源を切るといったことができて便利です。
予備のバッテリーを買おうか迷った時期もありましたが、現状必要となったことは一度もありません。

リアルタイム瞳AFの性能

私のInstagram見てもらうとわかるのですが、最近は子供を撮る機会が増えています笑
そして、子供って、とにかく良く動くんですよね。
なのでオートフォーカスが大変かなと思っていたのですが、瞳AFが自動で彼の顔や瞳を認識して追尾してくれるのでピンボケ率がめちゃくちゃ下がります。
手動でがんばることも可能っちゃ可能なのですが、人物撮影だとタイミングが一瞬しかない場面がほとんどなので、とにかく撮影時の手間を減らしてミスショットを減らすことが重要になってきます。
したがって、人物を撮るなら瞳AFはもはや必須ですね。
ちなみに、人物がいないときは普通に自分でピントを合わせるポイントを選べます。
自動で人物を認識するので、特に設定を変更する必要はありません。

カスタムボタンの豊富さ

カスタムボタンというのは、自分の好きな機能を割り当てられるボタンのことです。
そして、a6600にはこれが使い切れないほどたくさんあります。
位置もよく考えられているので、撮影中に素早く好みの設定に切り替えられます。
私は基本的に絞り優先モードで撮影しており、よく変更する箇所として絞りと露出補正、ホワイトバランスがあります。
なので、ダイヤルは絞り、ディスプレイ横のホイールは露出補正、C1ボタンにホワイトバランス…といった感じにしています。
a6600だと、(カスタムボタン以外も含めて)ほぼ全てのボタンに好きな機能を割り当てられるので、カスタマイズ性能が高くて良いです。

一番重要だった。グリップの良さ

意外だと思われるかもしれませんが、かなり重要でした。
めちゃくちゃ握りやすいんですよ、α6600。
グリップがちょうど良い感じに分厚くて、手に最適な形でフィットします。
そして、握りやすいから手ぶれしにくいし、もってて気分が良いです。
特に後者は重要で、持っているだけでテンションあがるカメラ、大事ですよ。

 

α6600とα6400の比較。どっちを買うべき?

さて、前の記事でもこれら二つを比較しましたが、1年経った今だと何を判断基準にすべきかより明確になったので解説します。
結論から言うと、多くの方はα6400で十分でしょう。

グリップ

コンパクトな状態でグリップの良さを体感したい!という方なら、α6600です。
しかし、α6400でも下記のようなL字ブラケットを装備することでグリップは良くなります。
加えて、ネジ穴が増えたり、ストラップが付けられたり、縦向きでも三脚に取り付けられたりと結構便利そうです。
とはいえ、このL字ブラケット自体が140g自体あり、結構本体が重くなるのが難点です。
加えて、下記で説明するようにα6400だとバッテリーの予備が必要になってくるので、トータルで見ると100gぐらい重くなりますし、全体的なサイズも大きくなります。
これを気にするかどうかですね。

バッテリーの持ち

α6600の方が圧倒的に良いです。
写真撮影なら、付属しているバッテリーだけで充電を忘れるほど持ちます。
α6400の場合は、おそらく予備が必要になるでしょう。
動画撮影をする場合も、バッテリーの持ちがシビアになってきますので、α6600の方が良いと思います(私はほぼやらないので関係ないのですが)。

ボディ側手ぶれ補正の必要性

夜景撮影もするのであれば、ボディ内手振れ補正もあった方が良いです。
回転ブレを防げるので。
また、レンズ側に手ブレ補正がない場合でも当然ながら補正を効かせられますので、選べるレンズの幅が広がります。
ただ、ここはどこまでこだわるのかという話になってきます。

値段

2021年5月現在、α6600が14万円前後であるのに対して、α6400は10万円前後です。
4万円の差はかなり大きいですね。
上記のような差をどこまで重要視するのかという話になりますが、おそらく多くの人はそこまで必要がないので、α6400で十分でしょう。

 

それでも私がα6600を買った理由

極力カメラ装備を軽くしたかった

「結局いろいろ揃えたら、α6400といえども重くならない?」と感じていました。
まあ、これはその通りでしたね。
あと、単純にモノが少なくなるのでシンプルになります。

グリップの形は極めて重要だった

α6400のグリップ形状は、始めて触った瞬間から「これはダメだな」と感じました。
これ、意外と決め手となりました……。
握っててわくわくしなかったんですよ。
とはいえ、上記のグリップの問題はL字ブラケットを付ければ解決するのですが、お恥ずかしながら、購入時にこれの存在を当時知らなかったんです……。

ボディ内手ぶれ補正の存在

以前使っていたNikon D3300の問題が、とにかく夜景撮影時に向かないことでして、「これを何とかできるカメラを買う」というのがそもそもの検討理由でした。
なので、「手ぶれ補正はレンズ側でなんとかしてボディには要らない」という中途半端なことをして目的が達成できない場合は買う意味がなかったことになるわけです。

 

α6600の作例 (ISO性能の比較)

この1年間で撮った写真で、良い例になりそうなものを4つピックアップします。
色んな事情があってLightroomで加工済みですが、α6600のISO感度の性能を比較しやすいものを選択しています。

夜景手持ちで驚異のISO100を実現

露出補正が-1になっていたり、ピントを合わせる箇所がよかったりといった事情はあるのですが、割と暗かったのにも関わらず手持ち&ISO100できれいに撮れました。
人物撮影なので手ブレ補正の効果はないのですが、瞳AFが優秀でしっかり被写体を捉えています(子供の方は若干距離が違ったのですこしボケていますが)。
仮に露出補正を0にして、絞りをf2.8ぐらいまで絞って撮っていたとしても、おそらくISOは400~800の上昇で済んでいたでしょう。
それにしても、良い笑顔ですね!

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SEL35F18 - ISO100, F1.8, 1/60秒

ISO1600 - 特に問題なし

DEXOMARKだと、大体ISO1600までなら劣化が気にならないという評価が出ていますが、評判通りです。
細部をズームしても劣化は感じません。

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SEL35F18 - ISO1600, F8, 1/15秒

ISO4000 - 拡大しなければOK

細かい部分にノイズがあるのがわかりますが、拡大して見ない限りは特に問題ありません。
ウェブ上にあげるなら、この辺までは大丈夫そうです。
大判印刷とかをすると目立ちますが、それを行う人は少ないと思います。

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SEL35F18 - ISO4000, F8, 1/15秒

ISO10000 - さすがにノイズが目立つ

ご覧の通り、ここまで来るとかなりザラザラが目立ちます。
写真が怖いのはご愛敬です笑

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SEL1670Z - ISO1000, 70mm, ISO100, F4, 1/30秒

 

まとめ

というわけで、α6600を1年使ってみての再レビューでした。
いやー、このカメラを買ってから写真撮影がもっと楽しくなりました。
「楽しく撮れるカメラ」、これが一番重要ですよね。
ただ、購入当初ではわからなかったこともたくさんあったので、「今ならα6600かα6400どっちを買うか?」と聞かれれば、結構悩みそうです。
すでに手元にα6600があって、気に入っているのでもう終わった話として全く問題はありませんけどね。

参考: α6600に合うレンズはこちらでご紹介しています。

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