海外ノマドワーカーな日々

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【お手軽】パソコンのバックアップにはクラウドと外付けHDD/SSDを活用しよう

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こんにちは。ケイ (@kei_nomad) です。

PCを使って仕事をしている以上、バックアップは常に考えなくてはいけない問題です。
でも、バックアップって面倒くさいですよね……。
というわけで、この記事では旅行や出張など、移動が多い方向けにデータが消える確率を極限まで下げながらも、クラウドを中心とした方法で、手間をかけずにバックアップを行う方法を紹介します。

 

 

なぜバックアップが必要?

バックアップの必要性は説明するまでもないですが、あえて言うなら、「この先起こるかもしれない超絶面倒くさい事態を避けるため」です。
というのは、データが消えて慌てて復旧するには色々方法はありますが、特別な業者を呼んでHDDなどをサルベージするには金も時間もかかります。
で、多くはそもそも復旧できないパターンも多いので、更に時間を浪費してしまいますね。
でも、金や時間だけで済むならまだいいです。
問題は、自分が使っているデータが吹っ飛んで、仕事ができなくなったときです。
あなたはそんな人に仕事を頼みたくなりますか?
なりませんよね?つまり信頼まで消えてしまう事態も考えられます。
信頼がなくなるのは一瞬ですが、それをまた得ていくのは大変な時間がかかります。
たたがデータが吹き飛んでしまったばっかりに、色んなことが犠牲になるのはもったいないですよね?

データの本体はクラウド上に置くのがおすすめ

そんな訳で、データのバックアップについて説明していきますが、その前にまずデータの本体をクラウド上に置くことをおすすめします。
この利点は以下の3つです。

パソコンが壊れた時のリスクを担保できる

クラウド上にアクセスできさえすればデータを取り出せるので、理論上はどのパソコンからでも仕事ができるようになります。
また、例えば Word のドキュメントや Excel の計算表などは、Google ドライブ上にアップロードしておけば、その互換機能を利用してブラウザ上で完結することも可能です。
しかし、当然ローカルにインストールしていないと利用できないソフトもあるので完璧に行えるとは言えません。
この方法のミソは、パソコンが壊れた時のリスクや面倒さを多少はカバーできるという点です。

クラウドのセキュリティリスクはローカルに置いた時のリスクより低い

クラウドにデータ置いたら、情報漏洩が心配……」という方も多いと思います。
しかし、多くのクラウドサービスでは二重三重に漏洩を防ぐ仕組みを構築しており、個人のパソコンで行っているセキュリティ対策よりはるかに強固です。
むしろ問題は、使用するクラウドサービスで行う自分の設定でしょう。
多要素認証を行えるサービスがほとんどですが、それを行うかどうかはユーザー次第です。
つまり、クラウドかローカルにおくかどうか自体はそれほど問題ではなく、むしろユーザー側の設定が問題となるケースが多いということです。
また、上記と矛盾することですが、「パスワードは漏れるもの」という認識でいる方が正しいです。
クラウドに限った話ではありませんが、登録するサービスが多くなってくると、どこかで必ず漏れることがあります(私も被害にあったことがあります)。
そのため、漏れても大きな被害が出ないように、パスワードの使い回しは止めましょう。
覚えるのが面倒ということであれば、パスワード管理ソフトを利用するか、覚えやすい仕組みを自分で考えましょう。

クラウドサーバーは個人で買ったHDD/SSDよりはるかに故障リスクが低い

クラウドサーバーというよりサーバー全般的に言えることなのですが、何重にもバックアップを取っており、それにより原則24時間問題なく稼働させられるようになっています。
その仕組みは色々あるので、気になる人は各自ググってほしいと思いますが (RAIDググると基本的な仕組みがわかります)、個人で保存しているデータって大抵はパソコンの中だけか別なHDDやSSDに保存するだけだと思います。
何重にもバックアップを取っているサーバーよりリスクが高いのは一目瞭然だと思います。

 

おすすめのクラウドサービスは Google ドライブ

私が一番おすすめするクラウドサービスは、Google ドライブ です。

www.google.co.jp


これ以外にも、マイクロソフトの One Drive とか Dropbox とか色々あります。
比較をしたい方は、下記の記事がよくまとまっていますので参考してください。

bindup.jp


Google ドライブ が特におすすめな理由を3つ紹介します。

インターフェースが使いやすい

非常にシンプルなUIで、直感的に操作できます。
使用していても、特に動作のもたつき等を感じることはありません。

Google スプレッドシートGoogle Docs がとても使いやすい

Google スプレッドシートGoogleExcel で、Google DocsGoogle 版 Word といったところでしょうか。
Excel も Word も便利なソフトですが、Google 版のそれらの使いやすさは凌駕しています。
Excel や Word で「こうだったらなぁ」というちょっとしたところが全部改善されているし、ブラウザ上で作業が行えるし、何より共有機能が非常に強力です。
オンラインでの共同作業がリアルタイムで行えるので、リモートワーク(テレワーク)が流行る今後、なくてはならないツールとなっていくでしょう。
One Drive でもオンライン上で Excel や Word の編集を行えますが、個人的には Google スプレッドシートGoogle Docs の方が使いやすいのと、それらには Excel形式や Word形式のファイルの互換機能やエクスポート機能があるので、食指が動きません……。

無料で15GB使える。コスパが良い

Google ドライブは無料で15GBまで使用できますが、One Drive では5GBまで、DropBoxは2GBまでです。
また、更に容量が必要になったら追加で購入することもできます。
必要な容量と用途次第という部分もありますが、上記の使いやすさ、共有のしやすさという点を考えると、私は Google ドライブ 一択です。

 

クラウドを中心に運用する人におすすめバックアップ方法

さて、ここからはクラウドをデータのメインの保存場所として利用する前提で行うバックアップ方法を説明します。

二重バックアップで、データが消えるリスクを最小限しながら利便性を維持する

まず前提として、HDDにしてもSSDにしても、絶対にデータが消えない記憶装置はありません。
当然、メーカーや製品によって故障しにくいものは存在します。
しかし、あくまで「故障しにくい」だけですので、違う記憶装置にいくつかバックアップしておかないと安心はできません。

単に単一の外付けのHDD/SSDにバックアップするだけでは不十分

「PCのデータが吹き飛んでも、外付けがあれば十分」と考える方もいるかもしれませんが、正直不十分です。
なぜなら、パソコンのデータを外付けにバックアップ中、もしパソコンに何らかのトラブルが発生して壊れてしまったとしましょう。
となると、パソコンに繋いでいた外付けも影響を受けて、そちらも壊れてしまうということも考えられます(当然、そういった自体を防御する機構もあるとは思いますが、それが必ず動作するかどうかは不明です)。
となると、そうなる可能性は低いけども、ある程度違うタイミングでバックアップを行うデータ保存先もあった方が良いでしょう。

メインはクラウドデータ、それをローカルに自動バックアップする

Google ドライブにメインのデータを置き、同期とバックアップでそのデータをローカルにバックアップします。
これで、とりあえず1つめのバックアップはできますね!
しかも、全部自動で行えるので、面倒な手動でのバックアップの手間はなく非常に便利です。
同期したいフォルダ等も指定できるので、容量が大きすぎる場合は必要な分だけ指定もできます。

保険として、外付けHDD/SSDに必要なデータを定期的にバックアップする

手元にある外付けHDD/SSDで更なる保険をかけます。
必要なデータを定期的にコピペすることで、もし上記の方法で行っていたものの、両方からデータを取り出せなくなった時にここから復旧させることができます。
バックアップを毎回行うのが面倒くさい場合、「windows10 バックアップ フリーソフト」等でググると、バックアップをスケジュール化することもできます。

 

まとめ

というわけで、バックアップについて書きました。
バックアップって面倒ですよね……。
私もついついサボってしまいます。
最後の外付けHDD/SSDへのバックアップは忘れてしまうことが多いので、ToDoリスト的なものに書いておき、定期的にリマインダするのが良いと思います。
接続するだけでバックアップできるようなソフトを利用すれば、バックアップの手間が減りやりやすくなると思います。
以上、参考になれば幸いです。
バックアップと関連して、パソコンのファイルを整理する方法に関する記事もあります。
よかったらご参考ください。