海外ノマドワーカーな日々

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【飯も歴史もおすすめ】アルメニアを旅する際に役立つヒント

こんにちは。ケイ (@kei_nomad) です。

ついにアルメニアです!数年前に一度行こうと思って結局取りやめになって以来、ようやく来られました。

この記事では、アルメニアのおすすめスポット、料理、注意点などを解説します。

 

 

アルメニアってどんな国?

南コーカサスにある内陸国です。ロシア、ジョージアの下に存在します。人口は278万人。広島県と同じくらいの人口です。広さは29,800km2で、岩手県の2倍くらいですね。そんなに大きくないです。

国民はほぼアルメニア人で、アルメニア語を話します。

歴史的に、トルコとアゼルバイジャンとの仲が険悪です。アゼルバイジャンとはナゴルノ・カラバフの領有をずっと争っています。同地域では、1991年からアルメニアの支援を受けて同地域で事実上独立していた「アルツァフ共和国」がありましたが (アルメニア以外国家承認なし。アルメニアの傀儡国家)、2023年に発生した戦争により、アゼルバイジャンに奪い返されてしまいました。トルコとの仲が険悪なのは、主に前述の戦争でアゼルバイジャンを支援していたこと、トルコによるアルメニア人大虐殺という歴史があることが原因です。

ジョージアとは仲が良好です。また、意外 (?) にも、イランやレバノンとも良いです。アルメニア人はディアスポラにより世界中にいるのですが、イランやレバノンにたくさんいて、うまくやっているのもあるからでしょう。「イスラム国家の中でキリスト教徒って大変なのかな?」と思ったりもしましたが、案外そうでもないみたいです。

歴史は古く、古代ローマの時代から人が住んでいます。その時代の建物とかも残っています。もっとも、キリスト教国家になったときに結構破壊されたらしいのですが……。

 

アルメニアのおすすめスポット

国内をいろいろ回ったので、エレバン内外で分けてご紹介します。

エレバン

Cascade Complex

エレバンに来たら、一番行って欲しい場所がここ。

階段状にモニュメントが展開しています。けっこうでかいです。ソビエト時代に建てられたので、ブルータリズム的で壮観です。昼間だけでなく、夜もおすすめです。きれいにライトアップされています。なんかRPGのラスボス直前みたいな雰囲気。

ちなみに、完全には完成されていないのか、頂上付近は一部廃墟化してます。なんとも惜しい。

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Vernissage

手工芸品とかを売っているフリーマーケットです。

ソビエト時代のものやら、イランから入ってきた工芸品とか、トルコっぽいものまで、いろいろあります。お土産や掘り出し物探しにおすすめです。

ただ見て回るだけでも結構楽しいです。

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ツィツェルナカベルト

アルメニア人大虐殺の記念碑です。

当時のアルメニアの人口の1/4が殺害されましたので、それを忘れないためですね。規模がすごい。。。なので、虐殺を認めていないトルコに対して、アルメニアはなかなか許せないのです。

博物館も併設されていますので、興味がある方はぜひ。

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Mother Armenia Monument

結構でかい。

昔はスターリン像だったらしいのですが、独立時に「アルメニアの母の像」に変わりました。台座の部分にはまだ「鎌と槌」マークがあったりと、ソビエト時代を思い出させます。

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エレバン

ホル・ヴィラップ修道院

アララト山の麓に位置する修道院です。ロマネスク様式の古い建物です。

天気が良ければ、アララト山が見えます。私が行ったときは若干雲が多くて見えませんでしたが……。標高5,137mなので、富士山よりでかいです!

1kmぐらい先にはトルコ国境があります。閉じているらしいのですが。

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Jermuk Waterfall

イェルムクという場所にある滝です。

火山岩が織りなす地形でできています。けっこうでかい。

滝の水に触れることもできますが、触れるポイントは結構斜面な上、柵とか一切無いので登る際はご注意を。皆関係なしに登っていますが、結構な頻度で人が落ちてそうです……。

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セヴァナヴァンク

セヴァン湖のそばに建てられた修道院です。

ちょっとした丘の上にあるので、結構景色が良いです。

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ガルニ神殿

古代ローマ時代から現存する神殿です。

神殿!良いですね。結構見晴らしも良いのでぜひ訪れてみてください。

ちなみに、1988年の大地震で一度崩壊しています。その後、ソビエト政府が再建したのですが、元とは違う材質の石を使ったのか、一部、見た目がつぎはぎです。。。新しい部分は目につきます。といっても、地震からもう30年近く経っているので古いと言えば古いのですが。

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エレバンのおすすめレストラン

Tavern Yerevan

街の中心にあるアルメニア伝統料理店です。英語メニューや写真もあるよ。

値段は他と比較すると若干高めですが、外れなしです。

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Kamancha

こちらも伝統的なアルメニア料理店。

デートとかで使えそうな雰囲気のファンシーな感じです。

味も問題なし。

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アルメニアを旅行する際の注意点

レストランにおける、謎なシステム

レストランのメニューには、大皿で皆で取り分けて食べる料理と1人サイズの料理の2種類があるのですが、その値段設定がちょっとおかしいんですよね。前者と後者が同じ値段だったり、なんなら前者の方が安かったりすることがあるのです。

大皿料理なのになんで1人サイズの料理より安いのかマジで謎なのですが、それさえわかればしめたものです。

複数人で行く際は大皿料理を1つ頼んで、後はパンとか頼みましょう。大幅に食費を軽減できます。ちなみに店員からは、「3~4人分の量やで」と脅されますが、私はもう1人と行って普通に食べられました。店によって量は変わると思いますが、ぜひ試してみてください。

公共交通機関は現金のみ

地下鉄とバスが走っています。

値段はだいたい100AMDと、旧共産圏特有の激安設定ですが、現金のみです。使う際は、現金を事前にゲットしておきましょう。

国内の道路の舗装状況が極めて悪い

エレバン内は舗装状況も良く、問題ありません。問題は街の外です。

絶望的に舗装が悪く、もうずっとでこぼこです。国自体が山なりなので、道もぐねぐねなので、マジでびっくりするぐらいすぐに酔います。「車に乗るときは、道路の舗装状況って本当に大事なんだな」と実感できます。日本の舗装の良さを感じられます……。覚悟しておきましょう。

エレバンの外を旅行するときは、ツアーの利用が便利

エレバン外のスポットを見るには、日帰りツアーがおすすめです。上記の通りたくさんの場所に行っていますが、国自体が小さいので2回分のツアーで十分回れます。

ツアー料金も1回1人あたり大体40-50ドルです。英語が分かる方はぜひ利用してみてください。

まとめ

アルメニア、結構良いところですよ!

アルメニア人、結構親切です。スーパーとかに行ったら、知らないおばちゃんとかが手助けしてくれたり、「どこから来たの?」と興味津々で話しかけてくれたりします。子供とかも、結構落ちついて擦れてないです!知らない子供とかから何度か笑顔で挨拶されました。小さいことですが、こういう人たちが多い国、本当好きです。

観光地としても、歴史の古い建物が多かったり、アルメニア料理がうまかったりと十分に楽しめると思います。

みなさんも、ぜひ訪れてください!